iDeCoは資産を運用する事である
大前提として、自己の責任において運用商品を選択し資産を運用する事により、高齢期の所得の確保を図る事を目的としている。運用商品とは投資信託の一種であり、運用益が出る時もあれば損失が出る時もある。ただし税制上のメリットがあるので余裕資金がある人はぜひやっておきたい資産形成手段である。
メリット①掛け金すべてが所得控除となる。住民税と所得税が軽減されます。「小規模企業共済等掛金払込証明書」のはがきが送られてくるので年末調整や確定申告で提出する。
メリット②運用益が非課税になる。通常、株取引や特定口座での投資信託など運用益が出た場合、20.315%が税金として徴収され残りが手元に残ります。iDeCoであれば非課税なので運用益が出た分福利効果でさらなる利益が見込めます。
メリット③受け取り時に控除が適用される。税金として徴収されないので積み立てた額+運用益を受け取れる。
注意点、デメリットもあるが
注意点①運用し始めたら、60歳までは引き出すことはできない。iDeCoは老後の資金を安全に、効率的に増やす目的の制度なので長期的に積立投資して資産を運用するのでまとまったお金が必要になっても引き出せない。
注意点②手数料がかかる。まず口座を開設して掛け金を拠出する時、初回のみ2,829円かかる。掛け金から引かれる。そして毎月、運営月次手数料171円かかる。これにより積み立てて初めの頃は評価損益(年金資産評価額ー運用金額)がマイナスになることもあるが、長期で運用していく&掛け金の全額所得控除による税制優遇や運用益が非課税になるメリットの方が大きいので始めるなら早い方が断然お得である。
掛け金は職業によって最高額が違う
毎月の掛け金は最低限5,000円~で1,000円単位で決められる。サラリーマンや公務員は最高12,000円で、自営業は最高68,000円。年間にするとそれぞれ144,000円、816,000円となる。
まとめ
積立NISAと同じで毎月少額から始められて長期に渡って投資するiDeCo、今ならあらゆるネット証券会社が取り扱っているので敷居が低くなって始めやすくなりましたね。まだ迷ってる人、うーん始めてみようかな?と考えている人月5,000円から大丈夫なので資産形成を始めて見るのも良いかもしれませんね。