大型トラックの内輪差と運転方法について

大型トラックは内輪差が大きい

大型トラックは全長約12mありまして、ホイールベースがだいたい7mですので、曲がるときの前輪と後輪の軌跡が違ってきます。後輪の方が前輪よりも内側の軌跡を描きます。

なのでハンドルを切るタイミングが早すぎるとガードレールに当たったり縁石に乗り上げたりします。

遅すぎてもキャビン(運転席)が対向車線にはみ出したり(左折)、助手席側を構造物に当ててしまいます(右折)

交差点内に落下物があって・・・

右折レーンで信号待ちしてた時のお話。前方を見ると何やら落下物が。対向車もそれを避けながら運転してます。

状況は、

  • 自車側が青信号
  • 自車(オレンジ色)が右折待ちで停止線で待機
  • 落下物(青丸)
  • 本来曲がる軌道(赤線)
  • 今回曲がった軌道(オレンジ線)
  • 対向車の軌道(紫線)

イラストが雑でスミマセン(笑)

道路幅・交差点も広い所ですが、曲がりたいポイントに落下物があるので、踏まないように避けつつ曲がらなければなりません。

信号が青になれば少し前進しますが・・・

自車はトラックなので、少しの動きで周りに大きな影響を与えます。

今回のケースでは、本来は信号が青になったタイミングで交差点中央付近まで前進しますが、停止線で動かずに待ってたのが功を奏しました。

対向車(大型車)が落下物を避ける為にこちら側の車線にまで膨らんで走行してきますので、もし前進していたら交通の妨げになり渋滞になっていたかもしれません。

赤信号→右折の信号になり・・・

そして右折のタイミングが来たので、落下物を踏まずに曲がりきるために大きく左に膨らんで一気に右にハンドルを切ります。

よく見たら落下物は大き目なランプで、割れて破片が散らばっていました。これは踏みたくない(笑)

前述したとおり、トラックは内輪差が大きいので後輪が前輪よりも内側を通りますので、半端な距離感だと落下物を踏んでしまいますので思い切った運転が肝要です。

左に大きく膨らみつつ、後輪の軌道が落下物をぎりぎり避けてさらにガードレールに当てずに曲がり切ります。

安全に曲がり切れました

今回の運転は良い経験になりました。まずは自分を褒めたい。

普通車であればここまで騒がずに曲がれますが、大型車となればそうはいきません。

普通車を運転する皆さんも、こういった大型車特有の事情を知っていただけると助かります。

ほかにもオーバーハングの危険性もありますので、大型車の動きに巻き込まれないようになるべく車間を開けていただけますと幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございます、今後も安全運航行を続けていきます(*^-^*)

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